ミニベロで行こう! > ミニベロのカスタム > ドロップハンドルでVブレーキを使う
ARKS501の最大の欠点である「リアのブレーキが効かな過ぎる件」の解決策として、今回はショートアームのVブレーキを取り付けてみたいと思います
予算:3500円位
軽量化:−40g(350g→310g)
これまで「アルホンガに交換」と「チドリ位置の調整」の二つの対策をしてみました。
チドリ位置の調整はかなり効果があったものの、根本的に修正するにはカンチブレーキ本体の交換が避けられません。
ん〜、どうせブレーキごと交換ならもうちょっと他の方法でもいいんのではないかと考えてみました。
僕は基本的にMTB系の自転車に乗ってきたのでホントならVブレーキが一番扱いやすいんですよね〜
しかし、ロード用のブレーキレバーとVブレーキとでは引き代が違うため、通常この組み合わせでは使うことができません。
ARKS501には通常のキャリパーブレーキは取り付けることができないので、対応するブレーキとしてはこんな感じなのではないかと。
となると、一番面白そうなのは「ショートアームVブレーキだよなぁ」と考えていたところ、kametoさんから「テクトロ RX-3」を提供していただいたのでさっそく取り付けてみました。
前回、チドリ位置を調整した状態のリアブレーキ
ブレーキワイヤー以外の部品は必要ないので全て取り外しちゃいます。
全部外して、ブレーキ台座をキレイに清掃しちゃいます。
ブレーキ台座にグリスを塗って、
ショートアームVブレーキを取り付け。
フレームには、Vブレーキに付いているストッパーピンを入れる穴が3つありますが、通常は中央の穴に差し込みます。
あとは、ケーブルを張って初期調整を・・・と思ったところで問題が発生しました!
ブレーキアウターの長さが足りません(T T)
よく考えてみたら、Vブレーキの場合ブレーキ本体のすぐそばまでアウターが必要なので、既存のアウターでは長さが足りないんですよね〜
というわけで、新たにアウターを調達しに行きましょう!
あと5cm・・・
アウターの長さが足りませんでした(T T)
購入したアウターを必要な長さに切って、フレーム側の先端にのみアウターキャップを取り付けます。
んで、フレームのアウター受けに挿入〜
アウターの先端にバナナを取り付けて、それら全てにワイヤーを通します。
左右のブレーキシューとリムの隙間の合計が3-4mm位になる感じでワイヤーを固定して、左右のバランスを調整したら完成・・・?
(調整の仕方はこちら:Vブレーキの調整)
と、完成かと思ったのですが。。。
ブレーキの調整がビシッと決まりません(T T)
レバー側の引き代が小さすぎるのか、ブレーキシューをリムにかなりギリギリまで近づけないとブレーキが効かないんですよ。
そうするとクリアランスが少なくなるためリムがちょっとでも振れているとすぐ擦っちゃうんです(T T)
調整に悪戦苦闘すること1時間あまり・・・
やっとギリギリのバランスで調整完了〜
いやしかし、調整がこんなに大変じゃ普段使いにはちょっとなぁ・・・
とか何とか考えていた翌日、「間違い」に気が付きました。
写真を見てもらえば分かりますが、どうみてもブレーキ本体の取り付け角度が内側に向きすぎています。
これじゃ効かないよなぁ。。。
ブレーキ本体の角度は、フレームのブレーキ台座の位置とリムとの位置関係で決まるのですが、これを調整するための仕組みがきちんとあることをすっかり忘れてました(笑)
ブレーキシューを固定しているボルトに付いているスペーサーを・・・
こんな風に入れ替えればVブレーキ本体の取り付け角度を広げることができます。
この状態で改めて組み直したらこんな感じ。
まぁ、これが普通でしょう(笑)取り付け方を変えたら調整も10分とかからずに終了♪
昨日の苦労は一体・・・w
同じような手順で、前輪のブレーキも交換完了♪
ブレーキワイヤーを固定するボルトが見つからず、とりあえず代用中w
今回の改造を行うのに必要な特殊工具及び部品は以下の通りです〜
まずは、今回使用したパーツ
続いて使用した工具
さすが、Vブレーキ、そこそこちゃんと効きます♪
おまけにブレーキレバーを引くのに必要な力が大分小さくなったので、タナボタ式で嬉しいです(笑)
問題点は、レバーの引き代が小さいのか結構いっぱいまで引かないと全力ブレーキにならないことでしょうか。
まぁ、この辺は馴れで解決できる部分なので良しとしておこう♪